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小説[*R18*]
1
スナオナオス



軍上層部の人間から、とあるコネで媚薬というものを手に入れた。
こんなものを手にしたら使わずにはいられない。私はさっそくエドワードの携帯に連絡をし、至急セントラルへ来るよう伝えた。

「何だよオイ!用件も言わず人を呼び付けやがって!」

電話をして数時間後、よっぽど急いできたのだろう、息を切らしながらエドワードが私の部屋に訪れた。

「急に呼び出してすまなかった。しかし随分早く来たな」

来客用のソファにどっかりと腰をおろしたエドワードを横目で見ながら、部屋中の窓と言う窓をカーテンで覆いつつ、私は尋ねた。

「駅に着いたらちょうど特急の列車が出るところでさ、慌てて飛び乗ったんだよ。ホントはアルも連れてくるつもりだったんだけど、モタついてたから置いてきた。あーあ、こりゃ後でケンカだ…って、大佐?何で昼間なのにカーテン閉めてんの?」

さすがに目ざとい。
人一倍観察力に優れているエドワードは、早くも私の行動に不審を抱いたようだ。

「カンが好いな鋼の。そう、実は今日君を呼び出したのは、日頃マメに働いてくれている君のためにプレゼントを渡すためだ」


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あきゅろす。
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