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Accesses The Reality Cruelty
助っ人
「さーてと」
 ……問題がひとつあるな
「さっきの場所って、どこをどう行けばたどり着くんだ?」
 忘れたというより、覚える気がなかった。うん
「適当に、走り回るとしますか」


「……さすがですね」
 魔法使いの男の人は、膝をつく
「部下が上司に一人でかなうわけ、ないだろ」
「それもそうですね」
 そう言って黒装束の女の人はクナイのようなものを魔法使いの人の首にかけた
「……降参、ですね」
「なら、知ってる情報を洗いざらい吐くまで拷問といく?」
「厳しいですね。まぁ、話すわけがありませんが」
「なら、死ぬこともできずに苦しむことになるよ」
「リョウスケさんなら、助けにくる。僕はそう思いますよ?」
「ほざけ」
 ……助けた方が、いいのかな
「……ねぇ」
 私は見えなくしていた自分の姿を元に戻して、彼らに話しかけた
「っ!? お前……いつから……!?」
「おや、可愛らしい助っ人さんですね」
「ずっといたよ。リョウスケに攻撃をしかけていた頃から」
「……不覚だ。忍者がそんなものにも気づけないなんて……」
「なら、ずっと見学していたということになりますが……」
「うん、そう」
「早めに助ける、という選択肢は無かったんですね……」
「どっちも、クゥを狙ってた人みたいだから。警戒は、怠らない」
「手厳しいですね……」
「それより」
 私は前に手を翳し、死神の鎌を出現させる
「その人、リョウスケの友達みたいだから。これ以上、手を出すなら、私が相手する」
「……やめておこ。勝てそうにないし」
「そう」
 せっかく出した鎌を、消す
「でも、もう遅いから。あのバルハルトの子を狙うように、ギルド中に命令が行き渡ってる」
「……」
「頑張って守りきって見せてよ、リビングデッド元幹部《死神(ヘル)》さん」


「うぉっと!」
 なんかよくわかんないけど、またいきなり誰かが上空から攻撃をしかけてきた
5人くらいも
「っと、なんだよいきなり」
「バルハルトの子の隣にいたと思われる少年の特徴と一致しているな。大人しくバルハルトの子を渡すならよし。そうでなければ……」
 無・視・しやがった……
そいつは俺の特権だ!!
「はいはい、セリフの途中に申し訳ありません!」
 とりあえず小刀の柄で、思いっっっっっっっっっっっきり頭を叩いてやる
「ぐあっ!」
「タイムロックっと」『認証しました。スキルを発動します』
 世界全ての時間が止まり俺だけが動けるようになる
俺はその間にDEを取り出し、そいつら5人の真ん中にいるやつに狙いを定める
 と、時間が元に戻る
「貴様! 話の途中でな「あー、はいはい。ご苦労様ー」」
 自作ガンスキルその1、いくか
「グレネード」『認証しました。スキルを発動します』

 ガゥンッッッッッッ!!

 飛び出した高速の小さな鉄球、つまり弾丸は狙い定めた男に命中した瞬間、すげぇ爆発した
 よし。5人いっきに撃破
「さっきからなんなんだよ……」
 もう3回目なんだが……
「……もしかして、クゥを狙ってるのか?」
 ……一人にしちゃったけど、だいじょーぶかな……
「あーくそ、しかたない。目的へんこー。クゥの保護」
 早めになんとかしないと、な

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