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Accesses The Reality Cruelty
VS《死神(ヘル)》
「ん? 暑いな」
 黒炎に包まれているというのに、俺の感想はその程度だ
なるほど、あの中二病が自慢するだけはある
「そんな……!」
 どうやら通じなくて驚いてるようだ
あー、まぁ、一昔前ならやられてただろうけど
 今は、無駄だ
待っていると、黒炎は勝手に消えた
「……バースヴィズナ」
 ん、この魔法人気だなぁ
とりあえず撃たずに、当たってみる

 ドガゥゥァァアアアアアン!!

……痛い。普通に暑くて痛い
 でも、それだけだ
「どうして……高位の闇魔法なのに」
「とりあえず、指令通り倒しとくか……」
 なんかいけそうだし
「っ……ダークモンスターLv3」
 突如、ノアちゃんの前に大きな黒い塊が現れた
そいつの目とおぼしきものが、俺を捉えた
「殺して」
 そしてそいつが、雄叫びをあげた

試しにヘッドショットしてみたが、通じなかった。即死耐性があるみたいだ
 だから今回、新武器を試そうか
とりあえず右手に黒刀『世断』左手に白刀『夢幻』を構えた
「いくぞ」
と思ったけど相手から攻撃してきた
 無数の闇の球を、放ってきた
「ドラゴ○ボールの気弾パクってるだろこれ」
 と、俺はメモに書いてあったアドバイスを思い出す

 『お前は攻撃を受け止めたりすることに、まったく向いてない。お前が向いてるのは、完全で完璧な柔の動きだ』

「ふむ」
 つまり、こうか
俺はあちこちに飛ぶ無数の球を見分け、小刀を構える手に力を込めた
球は、できるだけ全てかわす
 かわしきれないものは、斬るか逸らす
言うのは簡単だけど、これやるの難しいぞ
「とは言ってもかわし続けてちゃだめだな」
 タイムロックっと
『認証しました。スキルを発動します』
時間が、止まる
 世界全ての動きが止まり、俺だけが動ける
俺は『闇の化身』←そーゆーモンスター名だった に向かって走り抜ける
 止まってる魔法なんて、かわすのは簡単
と、化身の目の前で時間が元に戻る
「十分だ」
 レベルオプション、Lv50、STR特化、制限時間3秒
『認証しました。スキルを発動します』
「うぁああおおおおお!! っと」
三秒の間、俺は両手の二刀を全力で振り続けた
 結果、まあまあ疲れが来て、相手モンスター撃破
「っ……」
「さて、次はどうするの」
「……ダークモンスターLv4」
と、次は闇の怪鳥を呼び出してきた
「よっと」
登場シーン中にさっさと終わらせよう
俺は怪鳥に飛び乗り、言う
「レベルオプション、Lv100、STR特化、制限時間0.5秒」『認証しました。スキルを発動します』
 そして俺は即座に両手の二刀を怪鳥の首筋に突き刺す
ゲージが0になった
 結果、けっこうな疲労が襲ってきて、相手撃破
「っ……一撃……!?」
 ノアちゃんが、一歩後ずさる
「Lv40以上の、戦士。そのくらい、怪鳥、強いはずなのに」
 すまんが、こっちはLv100の超戦士だったんだ
「俺の、勝ちだ」
「っ……!」
 その後もいくつかの魔法を受けたりしたけど、普通に捕獲した
つーか、ノアちゃんはほぼ闇魔法しか覚えていなかった。つまり、俺とは相性が最悪すぎたってわけだ

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あきゅろす。
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