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Accesses The Reality Cruelty
作戦
 二本の小刀は、まとめて右側のベルトに提げた
DEも、もう隠すのめんどいから左側にホルスター作ってもらって、装着した
 防具もしっくりきて、結構よかったな
光蛇も装備を赤い服に変えて、ちょい尖ってる帽子も付けてフインキがちょっと変わった
 剣も気に入ってたみたいだった
「来たぞー」
 そう言いながら、俺は校長室の扉を開けた

 師匠からいろんなことを聞いた
このエノリークにいる出来損ないの魔王のこととかそいつが指名手配にされたとか、第一なんとかのレイボルが動いたとか
 一言で表そうか
よくわからん
 ってゆーか完全無視モード発動してました。ほとんど内容とかうろ覚えです、すんません
っと、まぁなに言いたいのかはわかった
「つまりまとめると、そいつ守れと」
「あ……あぁ、ぶっちゃけるとそうだな。リビングデッドのやろうとすることは、たとえ意味不明なことでも阻止しないといけないしな」
「おにいちゃんー、今回は、私もしゅつげきしていい?」
「ってことは、俺は留守番か?」
「いや、違う」
 レートが遮った
「なにか案があるのか」
「今回動いてるのは、軍とレイボル、そして《死神(ヘル)》とリノだ。この程度の相手なら、むしろアオトはここにいなきゃ困る。とは言ってもそれは留守番ではなく、不足の事態が起きたときのための保険だ。たとえば、第二防衛兵器解放とかな」
「わかった」
「アオイは今回、データスキルは使用禁止だ。街じゃお前のは危険すぎる。アオイは対魔法使いに向いてるから、軍の魔法使いで構成された部隊を積極的に叩いてくれ」
「うん」
「ユウキは留守番な。アルケミストに戦闘は向いてない」
「……あい」
「巳依は、直接参加しなくていい。呼べる中で一番強力なモンスターを最大数呼んで、それを軍の部隊に当ててくれ」
「ああ」
「で、俺は……リノの捜索、そして王の命令の解除を行う。リノの居場所なら、勘で大体わかる」
 すごっ
「で、今回はコウタくんたちにも手伝ってほしいんだが……」
「わかった」
 はい即答キタ
「今回、クゥちゃんとルーちゃんは出なくていい。クゥちゃんは実力不足。それに今回は必要最低限の人数で動く必要がある。リノたちにこちらの動きがなるべくバレないように……だからルーちゃんも出なくていい」
「わかりました……」「わかった」
「コウタくんにはレイボル討伐を頼みたい。あいつくらいなら、その装備があれば倒せるはずだ」
「わかった」
「そして最後にリョウスケだが……レミリナ・アヴァンストリームの保護、そしてできれば《死神(ヘル)》の討伐も頼みたい。《死神(ヘル)》の闇魔法に耐性のあるその装備なら、比較的簡単に倒せるはずだ」
「はいよ」
「相変わらず、焦らず考えるな、お前は」
「ついにリノに手が届きそうなんだ。だからこそ冷静にならなくちゃいけないんだ」
「……はは。じゃ、その作戦でいこうか」
 つーかあの白衣少女、魔王だったのか
「ミッションスタートだ」
レートのその合図とともに、俺たちは動き出した

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