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Accesses The Reality Cruelty
クリア情報
「まずは自己紹介から、かな」
 師匠が切り出した
「俺は霧林蒼都。職業はサムライで、このギルドの団長をやらせてもらっている」
「んー、じゃあ次は私! 私は霧林葵。15歳、中学三年です!」
「で、次はレート」
 と、師匠が声をかけたのは背が高い青年
「レート・ヴィレナドルマ。歳は17。吸血鬼だ、よろしくな」
 少し前髪が長い茶髪に、赤く鋭く光る瞳。身長も結構高く、服装は黄色のリボンの制服だ
 もちろんリストバンドを着けていた
「干支夕希だ。俺は全てが謎なのだ。教えることはなにもない!」
最後の奴は中二病か
 白髪に赤眼。まぁどーみても頭は染めてるだけだし、目はカラーコンタクトだ
服は赤いリボンの制服……と黒いマント
「はは……こっちは、個性豊かな奴らが多いな」
「俺は香川光蛇。Lv39のフレイムバスターだ」
「……あ、俺? 青柳霊介。詳しくは言いたくないので後略」
「クゥ・バルハルトです。えっと……モンスターウィザードです」
「ルー・シウラシベル。Lv31のブレイブハンター。ギルドMSCに所属しています」
 ふぅ、これで全員か
「じゃあ話を「待てバカが」」
あ、巳依が余ってたっけ
「いや、でも巳依はもう両者知ってるわけだから自己紹介無しの方向で良くないか?」
「だ・め・だ」
 そーっすか……
「私は篠崎巳依。モンスターコントローラーだ」
「それじゃあ、まずはこっちの話を聞いてもらいたいんだけど……いいかな」
師匠が言う
「いーよ」
「ならまずは、この世界について説明でもしようかな」

「この世界のことを、俺たちはゲームの中だとは捉えていない。とりあえず、今はまだ正体不明の異世界と捉えている」
「だが、夢に現れたあの男はゲームの中だ、と……」
「確かにそう言っていたけど……その可能性は低い」
「なぜ?」
「俺は、『あちらがわの世界』から来た人たちに、もう何十,何百人と会っているんだ。けど、誰も『ゲームのタイトル』を知らない。こんな正体不明なものは、楽観的にゲームだと捉えるべきではないと、俺は主張したい」
HPやMPゲージの説明はできないけどな、と続けて言った
「さらに、それらに伴いひとつの問題が発生した」
「問題?」
「あぁ。ゲームクリアの方法が、わからないんだ」
 眠い……寝ていいかな
「……なるほど」
「俺はそれを調べ、ゲームクリアを目指すためにこのギルド、アーミーを作ったんだが……いつのまにか、三大ギルドなんて呼ばれるようになった」
 でも寝たらだめだ。今は大事な話の最中なんだ
「話を戻すが、俺はまだゲームクリアの鍵は見つけていない。それはもしかしたら、世界中を平和にする、みたいなものかもしれない。けど……」
と、師匠は微笑しながら言う
「可能性は、見つけた」
「可能性?」
「あぁ。ギルド、リビングデッドは、知ってるよな?」
「あぁ」
「あのギルドの最終目的、知ってるか?」
「……」
「世界征服だよ」
 ……うぁ。今、寝かけた。危なかった
「奴らは魔神を解放し、世界を滅ぼすつもりらしい。とんでもないホラ話にしか思えなかったが……以前、北西の名も無き神殿にて見たこともない凶悪なモンスター、魔神の一匹が解き放たれた」
「……!」
「もちろんそんなやつは野放しにはできない。MSCの奴らと協力して、辛うじて撃退した。まだ死んではいないけどな」
「そんな話、私は聞いたことがないけど」
ルーちゃんが言った
「あはは……これ、実はトップシークレットなんだ。幹部以上しか知らない」
「……」

眠すぎ


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あきゅろす。
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