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Accesses The Reality Cruelty
幹部同士の会話

「やぁノアちゃん。君の追う白衣少女はどうだったー?」
「……リノ」
 ここは、北地区のとある酒場。悪人専門の暗殺や強盗の依頼が回ってくる場所
「逃がした。コウタという奴と、魔女が、邪魔をした」
「コウタ? ……あ、リョウスケのところのパーティリーダーかぁ」
「リョウスケ?」
「うん。なんかね、凄いよ。見たこともない武器とかスキルを使うんだ。今のボクのお気に入りだよ」
「……危険?」
「うん? ……まだわからないよ。化けて出るかもね」
「……可能性は、早めに潰すべき」
「あは。あれはボクの獲物だよ。いくら君でも、手を出せば殺しちゃうよ?」
「できるの?」
「殺せるよ、君くらい」
 彼女は、簡単に答えた
「……もし、邪魔してきたなら、殺す。良い?」
「まぁ、そうなっちゃったら別にいいよ。でも、君にあいつが殺せるかな?」
「……」
「とりあえず、ボクは適当に見学でもさせてもらうよ。楽しませてね」
「また、お得意の、マインドコントロール?」
「あは、教えるわけないじゃん」
「……」
「それじゃボクは、とりあえず中央地区の城内でも探検してみようかな。また会えればいいね、ノアちゃん」
「……」
「じゃあね〜」
 そう言うと、リノ・ヴィレナドルマは、壁に溶け込んで消えていった



次の日、朝、8時ジャスト
 俺たちは巳依に連れられて、南西地区へと向かっていた
「まだ寝ていたいんですが」
「お前は9時間以上寝ていただろうが。バカか」
相変わらず手厳しいことで
 しかたないだろ、レベルオプション使いまくったんだから
「アーミーの団長に会うんだよね」
 ルーちゃんが聞いた
「あぁ、そうだな」
「……変な人だったりしないかな」
「ん、そーいやMSCのリーダーって性格最悪なんだっけ」
「うん……」
「巳依より悪い?」
「おい霊介。それはどういう意味だ? 死にたいのかー?」
「リョウスケたちなんかとは比較出来ないほど最悪だよ」
「そ、そっすか」
 俺の完全無視モードや巳依の毒舌モードを軽く越えるのか……
「……zzz」
 つーか、クゥは歩きながら寝てるんだが……
「アーミーの本部は、どういうところなんだ?」
光蛇が口を開く
「学校だ」
「「……は?」」
「なんだ? 二回言わないとわからないのかバカ共。ソピエト学園とか言う学校がギルド本部だ」
 ……かくして
時代の枠を越えて俺たちは現代の文化物へとたどり着いた

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あきゅろす。
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