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Accesses The Reality Cruelty
バースヴィズナ
「うぁああああああああ!!」
「あぅק%#/":!~*&%÷」
俺はなんの気遣いもなしに、白衣少女を突き飛ばした
「……く…………」
マズイ、ヤバい、これはだめだ、やばすぎる
 ロリコンだとかそうじゃないとか関係なく、いろいろとマズイ、マズすぎる
白衣少女は湯でダコ状態だ。俺もたぶん赤面してる
くそ……なんてことを……
「……」
「……」
「…………」
「…………」
「……………………」
「……………………へ」
「……」
「変態ぃーーーー!!!!」
「うぉあ!?」
いきなり魔法を連発して来やがった
 めちゃくちゃで命中精度は悪いけど、もの凄い数なのでヤバい
 ってゆーかかなり強力な魔法ばかりなんですけど!?
「し、しかたない。レベルオプション!」『認証しました』
Lv50、WIS特化、制限時間5秒
『スキルを発動します』
こ、これで魔法防御力がかなり上がるはず
「うぉおおおおおおおお!!」
 叫びながら、俺は魔法の嵐へと突っ込んでゆく
いくつかの魔法が当たるけど無視
「うおりゃ!」
そして白衣少女の両手を掴み、魔法を止める
「っ! 離せぇー!」
「ごはっ!」
蹴りの威力も……ハンパねぇ
「バースヴィズナぁ!!」
 そして少女は、この超至近距離で特大の闇の球を……
「レ、レベル変更、70!」『認証しました』

 ドガゥァァアアアアンッッッッッ!!!



「明日、待ってるよ〜、コータくん」
「あ、あぁ」
そう言うと、この『アオイ』という少女も空間に飲み込まれるようにして消えた
「……」
 リビングデッドの幹部、か
確か、霊介も酒場でリビングデッドの一員の吸血鬼に会った、と言っていたな
「……穏やかじゃないな」
リビングデッドの奴らの目的は、なんなんだ?
「それも含めて明日、聞く必要があるな」
さて、そろそろ防具屋に戻るか
 霊介も、いればいいんだけどな


「ゲホゲホッ……」
地面の石床が砕けて、盛大に砂埃が舞う
「う……ぉ……」
 疲れ……たな
最後の1秒未満は、Lv70にもしたからなぁ
まぁ、Lv100のあの時よりは疲れない
 しっかりぐっすり寝れば平気そうだ
「……で」
俺は、倒れているそいつを見おろす
「……自滅かよ」
まぁこれだけ近けりゃこーなるわな
「おーい、だいじょーぶかー?」
しゃがんで、頬を叩く
「んー……」
そしてゆっくりと目を開け
「っ! 変態!」
「ごふっ……」
溝打ちされた……
「うー……バーカ!」
そう言って、その白衣少女はどこかに走っていって、やがて消えた
「……まぁ……いいか」
 記憶消去しよう
「さて、と。ぼーぐやに戻るか」
そーいや、新しい武器も買わないとな
 ……まぁ、それはまだいいか



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あきゅろす。
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