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Accesses The Reality Cruelty
会議
「基本的には、クゥが主戦として戦うのが妥当だろう。戦闘にたくさん貢献するほど、経験値が入るからな」
「まー確かに、クゥはまだ一番弱いしなぁ」
「この5日間であれだけLvを上げられたのも凄いよ。まぁ、序盤のLvUPは比較的楽らしいが……」
 俺と光蛇は、旅1日目の夜の就寝時間後、あの二人が寝たあとに今後について話し合っていた
明日からは、本格的にモンスターが出てくる区域に入るから、作戦会議だ
ちなみに、光蛇はVSカカシのときも率先して囮役にあたったり、クゥといっしょにモンスター退治もしていたから、Lvが39に……1だけ、上がっていた
 俺にLvは関係ないし、ルーちゃんはあまりまともに戦えてなかったから、Lvがここ最近で上がったのは光蛇とクゥだけだ
「とりあえず、こういう配置はどうだろう。まず、一番パーティでLvが高い俺と、経験値を必要としないお前が周囲の警戒に当たり、クゥを主戦力としてルーさんをサポートにまわさせる」
「ほぅ」
「俺たちはクゥが戦っているモンスター以外のモンスターを警戒し、そいつらが襲ってきた場合は、倒さずに弱らせるだけにしておく。主に戦わせたいのはクゥだから、クゥが現在戦っている相手が終われば、次はそいつらの相手をしてもらう。それまでは時間稼ぎだ」
「ふむ」
「クゥはさっき言ったとおり、じゃんじゃん戦闘に貢献してもらう。MP切れや、集中力の低下……HPの急減などは危険に値するから、そのへんはルーさんに全てサポートしてもらう。とまぁ、具体的な内容はこのくらいだな。どうだ、霊介?」
「いいんじゃないかな。あいつも、よくやってくれてるしね」
自分で言っといてなんだけど……あいつって、どいつだ。クゥ? ルーちゃん?
「よし、じゃあ基本戦闘についてはそれを採用しよう。次に、モンスターが出る区域での休憩や野宿などについてだが……」
まだ続くのか……いい加減寝させてくれ
「休憩は、見通しが良いところですればモンスターが近くにくればすぐわかるから、別にいーだろ。夜に狙われる心配はー……俺とお前で交代の見張り、でどうだ?」
「わかった、採用しよう。最後に、この先の地形と出現モンスターについてだ」
まだ会議すんのかよ……
 あーもー、めんどくさいなー
「それについては明日に二人も起きてるときに話せばいいだろ。寝たら俺、そんなの忘れそうだし」
っていうかよくこんなゲームの中に寝袋があったものだ。相変わらず世界観がずれててクソゲーだな
「単純だな……だけど、確かにこれは、会議するというより、教える方に近いから、全員の前で言った方が効果的か」
「そーゆーこと。んじゃ寝るから。お前がなに言ってももう寝るから。じゃーなー、おやすみ」
そーして俺は、特技「目を瞑った瞬間に寝れる」を使って深い暗闇の渦へと落ちていった

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