[携帯モード] [URL送信]

Accesses The Reality Cruelty
分析
「ウァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
「うっさい黙れ」
うるさいなぁ、このボスモンスター……略してボスモン
「霊介!」
っと、そういやよく考えると光蛇が全力で戦うのって初めてだよな? ちょっと面白そうだ
それに、初めての多人数戦。俺、光蛇、クゥ……も一応数に入れて、ルーちゃんと隊長。ドラ○エのボス戦くらいにはふさわしい人数だ
「気をつけてください、みなさん。こいつの速さと防御力は圧倒的です」
カカシが、大きな右腕を振りあげた
「それから……こいつの攻撃はあまり食らわないでください。こいつが扱う状態異状は、シャレにはならないほど危険ですから」
そしてそれを、俺に向けて振り落とした

「っと」
ギリギリ右に跳んで避けて回避
つーか隊長。長々と話すなっ! いつ動いていいかわかんなかったじゃないか!
「プロテクト、アタック、アタッカー」
後ろから規則的な声が聞こえて、俺も真剣になろうとつとめる
「フレイムアップ」
光蛇も、なんか唱える
「アイスアップ」
隊長も、なんか唱える
 ……いや、俺はなんも言わないからな!?
「ま、そのかわり……」
左手でDEを取り出し、構える。右手にはベースナイフもある
そう、つまり……最初から本気だっ!
「先手必勝、後手必敗!」
DEをカカシに向ける
「……あれ?」
いな、い?
「霊介! 上だ!」
「っ!?」
勘で前に飛び出す
 すると元いた場所には白い塊のように丸くなっていたカカシが降り注いだ
「あぶなっ!」
確かに、AGIも凄いな……気がついたらいなくなってたし
「はっ!」
威勢の良いかけ声と共にルーちゃんが切りかかる
「ウゥ?」
その攻撃はカカシに見事ヒットするが、跳ね返される
……HP見えないから減ったかはわかんないけど、たぶん減ってないな
だってこいつ、このボスモンは攻撃に気づいていながらわざと受けたっぽいし
「ちっ、アイスドライブ!」
隊長の氷を纏った剣の二連撃も効果が見られない。すげーな
「フレイムスラッシュ!」
光蛇の、炎の衝撃波もまるで効果がない
「……やっぱり、これじゃなきゃだめか」
左手を、DEを持ち上げて、言う
「ウァウ!」
っと、やべ
「っらぁ!!」
カカシがクゥを狙ったので、即座に間に入って攻撃をベースナイフで受けとめる
「っと」
少し後退しただけで、受け止められた
 たしかにSTRは低いな
「クゥ、平気か?」
「あ、ありがとうございます」
クゥはまだLv6だからな。実戦は、まだ早い
「下がってて」
「……は、はい」
なんだか落ち込み気味に声が帰ってきた
 あー。いっしょに戦いたいのかな? だとしたら、近いうちにLvUPを手伝わないとな
「……」
ただまぁ、今回はだめだけどな
「頑張ってください、リョウスケさん」
「あいよ、頑張る」
とりあえず、応援がいてくれるだけでも心強いや

[*前へ][次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!