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Accesses The Reality Cruelty
VSレミリナ
「見つけたぞ!」
 誰もいない洞窟の中をさまよっていると、コウタがそう声をあげた
武器が見つかったようだ
 装備または使用状態ではない道具は、アイテム上に道具名が表示される
ドラゴンフレイムαという長剣。デスゴッドラージシックルという大鎌。イウィラスという杖
 それぞれが武器を取り戻し、コウタを見る
「現在、東の林にバルハルトは暮らしているらしい。霊介たちもそこにいる。全速力でいくぞ!」


「トルネード!」
 雨や土を取り込みながら、生み出された竜巻が俺に迫る
それを見据え、正面突破を計ることにする
「レベルオプション」『認証しました』
 とは言っても、竜巻に取り込まれるわけではない
「Lv70、AGI特化、制限時間1秒」『スキルを発動します』
 さらにタイムロックを使い、竜巻の風さえも止めてみせる
『認証しました。スキルを発動します』
 止まった竜巻の中を一瞬で駆け抜けて、レミリナに迫る
時間が動きだし、レベルオプションも切れた
「リパルス」
 その突如、レミリナの周りを4つの黒球が纏われる
気にせず右手の小刀を突き刺そうとしたが、一つの黒球が変な魔法陣っぽいものを作りだし、攻撃をガードする
「自動防御かよ」
「しゃべってる暇なんてないよ!」
 さらに残り三つの黒球が同時に俺に襲いかかってきた
「コールネス」『認証しました。スキルを発動します』
 それを見切り、後ろに回避する
「グレネード、Verソードトライアル」『認証しました。スキルを二次解放します』
 左手の小刀を腰に構え、空中を横凪ぎに切り払う
すると白い衝撃波が発生してレミリナへ襲いかかる
「ショットシェル、Verソードトライアル」『認証しました。スキルを二次解放します』
 さらに追撃として、右手の小刀でも黒い衝撃波を放った。それは途中でいくつもにも分離し、レミリナに襲いかかる
「プロテクター」
しかしそれらの攻撃は全て、レミリナが出した右手の見えない壁に防がれた
 この技って……
「フレイムブレイズ」
 さらに続けざまに高圧の火炎放射が……
「っ!」
 データスキルが、間にあわない
コールネスに頼ろうとも考えたが、こんな広範囲攻撃は避けきれない
「タイムロック!」『認証しました。スキルを発動します』
 ギリギリのタイミングで炎を止めて、続けざまに言う
「スプリング」『認証しました。スキルを発動します』
 空に跳び上がると同時、時間が動き出す
火炎放射を何とか避けきった俺は、そのままレミリナへ向けて落下した
 両手の小刀を突き刺そうと思ったが、また黒球に攻撃がガードされ、体勢を崩す
「メガトンブレイク」
「っ!」
 さらなる追撃を避けられるはずもなく、ガードも間にあわず拳をくらった
「がっ!」
「ファース」
 15mほど吹っ飛ばされて着地する寸前、後ろに何かの気配感じて、振り向き様に左手の小刀を振り回す
「カウンター」
 後ろにいたのは瞬間移動をしてきたレミリナだったが、俺が繰り出した斬撃は急に出現した透明な障壁に阻まれ、弾かれた
 左手の小刀、白刀夢幻が手から離れ、後方に刺さる
さらに、体勢を大きく崩した俺は相手の良い的だった
「アビス」
 と、俺の心臓の辺りに手を置かれる
「ブレイカー」
 直後、まがまがしい黒い波動が放たれ、俺の体に衝突した
「っーーー!?」
まるで脳や内蔵を破壊されるような痛みに耐えられなくなり、その場に倒れ伏した

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あきゅろす。
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