Limitless Conflict 毎日が嫌い 希望 始まり 楽しみ 俺は、そういう言葉が大嫌いだ 希望が無ければどうすればいい? 始まりが始まらない人はどうすればいい? 明日を求める資格など無いものは、どうすればいい? どうしようもないこと。それは、どうにでもなることより圧倒的に多いはずだ どうしようもないことから顔を背け、普通に生きていく そんな奴らが、俺は嫌いだ どうしようもないことから、逃げることができない そんな奴らは、どうすればいいのだろう 「……そんなもの、どうしようもないだろう」 それが現実。突きつけられる、現実 現実なんて、大嫌いだ でも、逃げることはゆるされない どうしようもないことを、どうしようもなくやるしかないのだ 「……もう時間か」 学校の、時間だ 区留伎高校。つい何年前にできたばかりのところだ 俺は、授業には出ていない 校長に、条件を出したのだ ー大学級の激難な問題のテストで満点を取れば、一時期の授業に出席しなくてもよい。その代わり、満点でなければ学校を辞めるー というものだ 俺は真っ黒な服とズボンを着て、家を出る 制服は着ない。なぜなら、なるべく不良などに絡まれないといけないからだ 理由は……まあ、喧嘩が好きだから…… 「また、一日が始まるのか」 毎日が、嫌いだ なにもかもが、嫌いだ [Next] |