心の変化。 娘を紹介された時、雅樹は 娘のあまりのかわいさに驚いてしまった。 三人で暮らすようになって 妻から娘に手を出さないようにと 何度となく忠告を受け苦笑する日々。 余命1年と言われていた妻。 しかし宣告から2年経っても体に異変はなく… 雅樹は 騙されたかなぁとおもいながらも この暮らしも悪くないと思うようになっていた。 10歳しか変わらない自分をパパと呼ぶ、可愛いい娘と年上の妻。 一人で暮らしていたときとは 比べものにならないくらい楽しく、 仕事から帰れば「おかえり」の 声と暖かい食事。 生きているという実感。 騙されたのならそれでも構わない。 しかし… そんな幸せな日々は そう、うまくは続かなかった。 [*前へ][次へ#] |