ありえねー。 出逢いは3年前。 雅樹の妻は 病に侵されていた。 余命1年。 頼る親戚もなく 友達もいないとゆう 彼女の気がかりは 当時中学生だった娘。 自分が死んだあと 娘を一人にできないという理由で 営業で何度か家に訪れただけの 雅樹に大金を渡すからと泣きついてきた。 雅樹は戸惑った。 元々、中学・高校と不良時代を過ごしていた彼の早すぎる結婚に驚くものはいないだろう。 しかし本当に金なんか持ってんのか… そんなことよりも …余命1年…命の重み。 23歳で13歳の娘をもつなんて。 でも結局… 欲には勝てなかった。 [*前へ][次へ#] |