…?
華奢な両手首を掴みあげ
押さえ付けた。
「きゃ」
脅える瞳が堪らない。
何度この瞬間を想像したことか…
「パパ…っ」
瞳をうるませる…
今…俺すげぇ怖い顔してるんだろな…
…嫌われるかな…
嫌われるよな…
「…ごめん…何でもない…」
手を掴まれた
「へ」
膨らんでる頬…。
うらめしげな瞳。
可愛い…
って意味わかんねえ。
なんで襲うのやめようとして止められてんの俺。
目があうと梨花は
顔を真っ赤にして
手を離し
プイッとソッポを向いてしまった。
この状況…間違いない。と思いたい。
…期待してたのか…?
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