一人になりたくて。
「…っ何やってんだ」
2人はビクッと体を震わせた。
悠梨はセーラー服をさっと整えて、
近くまで迫っていた声の主を見上げた。
ニッカ姿のミィくん。
男の子は青ざめ、硬直したまま
悠梨から引き離された。
2人そろって正座させられ激しく怒られ、
それからしばらくの間は、
さすがに気まずくてマンションには近寄らなかった。
しかし、しつこさを増したリョウの行為に
嫌気がさした、悠梨はミィくんが飲み会に行くと言っていた日にマンションへ向かった。
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