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小説
マリオブラザーズ「無」第2章PageB
「兄さん、『無』って何かな?」
「…」
「何か知ってる?」
「ぁ…」
ルイージはマリオに詰め寄る。
「何か知ってるんだったら教えてよ
「…あぁ?うっせぇよ。何でもねぇよ」
「何でも良いから、ねぇってば
ルイージがマリオの腕を掴み揺する。
「わぁったよ、うるせぇなお前が聞いた『無』と関係あるかは知らねぇけどよ」
「わかった

そしてマリオは一冊の厚い本を自室から持って来た。埃まみれのその本はルイージは読んだことはない。いや、読ませてもらえなかったというのが正しいか…。
読者好きなルイージはいつもマリオに読ませてと言っていたが、許可はもらえなかった。勝手に読めば怒られると思い、手はつけなかった。
−それが今、目の前にある

ルイージは興味津々と目を輝かせていたが、その反面少し怖かった。
そしてマリオはルイージの気も知るわけもなく本を開いた。本の中身はルイージの読めない言語で書かれており、ルイージは顔をしかめた。

マリオにはなぜか読めるらしく淡々と読み始めた。

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あきゅろす。
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