[携帯モード] [URL送信]
N0.4

夜蝶「久しぶりだなぁ咲夜!」


その男は

黒髪に白い肌、顔の右側を覆うほどの眼帯

左目は美しい金色

小柄で幼い顔をしてはいるが美しい容貌



そして黒い番傘をもっていた




咲夜「変わらないねぇ・・・その幼い顔」

夜蝶「ああ?羨ましいのか?

お前老け顔だもんなぁ〜誰に似たんだか」


はははと笑う夜蝶


神威「こんな美人にそんな事言えるなんて
相当ネジがぶっ飛んでるんだネっ」


神威が一瞬の隙をついて夜蝶に殴りかかる

がそれは朧によって止められる


夜蝶「お前、夜兎かよ」


神威「あんたも夜兎みたいだネ」


夜蝶「いい殺気だ

だがよぉ俺には勝てねぇんだこれが」


咲夜「・・・神威・・皆を連れて逃げろ」


神威「咲夜・・それは俺をバカにしてるの?

結構ムカついちゃうヨ」


咲夜「そうじゃない・・・

そうじゃないんだ・・・・」


夜蝶「ははは、何お前、俺を殺そうと思ってる?
あん時みたいによぉ」


咲夜「そうしなければ
お前はここにいる者たちを殺すだろ」


夜蝶「どっちにしろ殺すけどなぁ」

ニヤリと夜蝶は笑う


銀時「おいおい〜、のんきに笑ってやがらぁ」


夜蝶「ちっ、仕留め損ねたかよ

まぁそんくらい頑丈でなきゃ
銀鬼じゃねぇわな

朧、咲夜以外のやつら殺れ」


朧「はっ」


そう言うと朧の合図で奈落衆は咲夜を残し
5人に切りかかる



銀時「銀鬼とか知らねぇよ

俺は地球産だコノヤロー」

木刀で次々と奈落衆が崩れ去っていく


神威「さすが銀チャン言う事が違うネっと」


神楽「私をこいつら田舎もんと一緒にするなアル
こちとら根っからのシティ派ネ」


神楽と神威も銀時に続き奈落衆を蹴散らす


夜蝶「はは、咲夜!
なかなか面白いやつらと

一緒にいやがるじゃねぇか



お父さんは嬉しいよ」


『!!!!!』


全員が驚くのが見える




咲夜「お前を父と思ったことは1度もないね」



夜蝶「奇遇だなぁ〜

俺もお前を娘と思った事は1度もない

しかし、顔は俺似だよなお前

あいつに似てるの髪の毛くらいじゃね」


神威「咲夜、あいつの言ってる事本当なの?」


神楽「なんか胡散臭いアルな」


桂「父と言うより兄妹くらいにしか見えんぞ」


銀時「お前昔、そんな危ねぇ仕事してたの?

ダメだよ金もらってそんなパパとか・・・・
ぶへっ」


新八に殴られる銀時


新八「何、危ない発言しようとしてんのおお

咲夜さんが
そんなことするわけないでしょお!」




咲夜「ただ血が繋がってるってだけさ

これまで何度も殺されかけてるよ
あいつには」


夜蝶「そう恐い顔すんなって
俺もお前には殺されかけてるしな!」


そう言って顔の右側を指さす


夜蝶「お前のせいでこの有り様よ」


咲夜「自業自得だ・・・」


夜蝶「まぁ、お前の母親はおま・・・・っ!」


神威の番傘が夜蝶を吹き飛ばした


夜蝶「いっ・・・なんだ?
兄ちゃん俺と殺ろうってのか?」


神威「さっきからうるさいんだよあんた」


神威の青い瞳が夜蝶を見据える


夜蝶「いい目じゃねぇか


夜兎の眼だああああ」


夜蝶は傘を振りかざし神威に殴りかかった



傘と傘が激しくぶつかり合う


夜蝶は一瞬の隙をついて
神威の腹に蹴りをくらわし
受け身をとれず神威は激しく吹き飛ばされた


咲夜「神威!」

神楽「兄ちゃーーーん」


神楽は神威の元へ走る


咲夜は動けずにいた・・・


夜蝶「てめぇビビってんな咲夜

今回は、お前を連れ戻すために
わざわざ来たんだが

結構おもしれぇじゃん」


咲夜「・・・私を連れ戻してどうするのさ」


夜蝶「ああ?んなこと決まってるだろ

子供産ませんだよ」


バシュンッ

神楽の放った傘からの銃弾が夜蝶をかすめる


神楽「お前みたいなやつの所に
咲夜は行かせないアル」


ゆっくりと神威も立ち上がる


神威「奇遇だネ、めずらしく俺もその意見に
賛成だヨ」


神威と神楽は夜蝶に向かって
殺気のある目をしながらにやりと笑う


夜蝶「言ってくれるじゃねーの

つか、そっちの小娘も夜兎じゃね?

なんだよ咲夜
お前、夜兎の知り合い多いな」


咲夜「夜蝶・・・・
お前の元に行く気はないよ」


ゆらりと咲夜の瞳が輝く


夜蝶「やっとやる気だした?

そうこねぇと

お前をボコボコにしてから


連れ戻す予定だからな!」



その瞬間


2人の黒い傘がぶつかる







[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!