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小説 wish -願い事-
絶対なる者との会話(2)
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有無を言わさぬ強さを持った言葉。


「もしも修復不可能な歪みが世界に生じた場合、お前は――」


告げられた言葉の続きを思い返しながら、香澄は右手をぎゅっと握り締めた。

冷酷な予告。慈悲などない。

握った拳の中で異能の力が渦巻く。


「面白い……。やってやろうじゃないの」


手の中を駆け巡る力を感じながら、香澄はふっと笑った。

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あきゅろす。
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