[
携帯モード]
[
URL送信]
小説 wish -願い事-
絶対なる者との会話(2)
.
有無を言わさぬ強さを持った言葉。
「もしも修復不可能な歪みが世界に生じた場合、お前は――」
告げられた言葉の続きを思い返しながら、香澄は右手をぎゅっと握り締めた。
冷酷な予告。慈悲などない。
握った拳の中で異能の力が渦巻く。
「面白い……。やってやろうじゃないの」
手の中を駆け巡る力を感じながら、香澄はふっと笑った。
.
[*前へ]
[次へ#]
10/16ページ
[戻る]
[
小説ナビ
|
小説大賞
]
無料HPエムペ!