小説 wish -願い事- デートのち異能犯(3) . 陸「香澄! 追おう!」バッ 香澄「うん!」 異能犯「道を空けろぉ!」ダダダダ 走って逃げる異能犯二人 一人がもう一人をおんぶしている 商店街の人「くそ、なんて速さだ!」 異能犯「へへへ、追い付けるもんなら追い付いてみやがれ!」ダダダダ 陸「仲間をおぶっている方の男、両脚が異様に太くて長い。 肉体増強型の異能か……!」 異能犯二人がどんどん遠ざかっていく。 生身の脚力では彼らに追い付けない。 そのことを見て取った香澄は陸に手を差し出した。 「陸っ」 . [*前へ][次へ#] [戻る] |