短篇の書 E ――――――――――――――― 「出来ましたよ〜。」 「うわぁ〜、オムライスですか!!美味しそうですね!」 子どものように喜ぶ表情にまた、ドキッとする。 俺の心臓はおかしいのか…? 「…子どもっぽかったですね。」 「いいえっ、好きです!!」 「えっ……。」 「好きですっ、オムライス!」 ………………………やばい。 俺の心臓は確実におかしい…。 会って、間もない彼が好きかもしれない。 しかも………園児の保護者…。 俺は、自分の顔が微かに熱くなるのを感じた。 「……食べましょうか?」 「えぇ。」 「「いただきます。」」 一緒に手を合わせて いただきます。 こんな事が嬉しく感じ いつまでも続けばいいと 願ってしまう。 「……まぁ、時間はあるしね。」 「??」 be continue [前へ] |