短編物 マリオネット 『額から流れた血が、まるで涙のようだった』 操り人形は自分の意思を持ってはいけない たとえ殺したくなくても それが操り人形の運命だから じゃあなぜ自分には意思がある 人形であるのに 誰かが言った 『意思があれば人形だってひとりの人間となりえるよ』 と、 私はもう人間なのかと創造主にきいた 創造主は答えた 『たとえお前が自分を人間だと思っても、本物の人間と偽者の人間のあいだには越えられない壁がある』 続けて言った 『お前が人間のように振舞っても、私からは悲しき人形の愚かな戯れにしかみえない』 ―嗚呼― 『結局はお前は人間ではなく人形にすぎないのだ』 ―私はどう足掻いても人形なのですね― 創造主の言葉は私を意思を壊した 意思なんて持つべきではなかった 人形は人間にはなれないことは解っている だが私は叶うはずのないことを望んだのだ また私は殺戮を繰り返す 愛する人を殺しても何も感じないだろう 結局私は操り人形なのだから ------------------------ 暗っ!! これも中学生のころの産物。 どんだけ根暗なんだwww だれかこの文読んで描いてくれねぇかなぁ・・・ 2008.6.15(Sun) [*前へ][次へ#] [戻る] |