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紫の日々
滑稽奇術「神宮」03
「ともチャーン! 久しぶり!!」

「つーちゃん!! 久しぶりだねっ」


きゃっきゃっきゃと抱きしめあいはしゃいでいる、創造に死線の蒼。
この二人は結構な古くからの知り合いなようで、いつも逢う度にこんな事をしているのだ。

昨日あったとしても、小2,3時間前に逢おうが、必ずこにような感じになる。
つまりは日常茶飯事、つまりはいつもの風景。


「うに、そういえばつーちゃんといーちゃんは僕様ちゃんに何か用?」

「いや、僕は用は無いが創造がどうやら用があるみたいだぜ、友」

「そうなんだよー」


二人はまたくっ付いてひそひそとなぜか話し合う。
別に隠すつもりはないだろうがまた、創造の気分なのだろう。

二人は話し終わったのか、てけてけとこちらに近づいてきて座る。


「とゆうことは、アレの情報が欲しいんだね?」

「そうだよ。 今回僕は招待を受けてしまったからねぇ〜…色々と知っておきたいんだ」

「おっけーなんだよ!」

「ありがとー友チャン大好き!」

「僕様ちゃんもなんだよっ」


また二人はひしっと抱き付き合う。
まぁよくあることだ、さっきから何回も言っているのだが。


「さて友チャン、僕はこれからまだ用事があるからもう行くよ」

「うにに、それじゃあ集まり次第送るんだよ」

「おっけー4946」


創造はくるり、と向きを変える。


「いーちゃんはどうする? まだ友チャン家居るかい?」

「ん、もうすこしぼくは此処にいるよ」

「わかった、僕は少し用事があるからね帰るよ」

「分かった」


最期にまたひしっと玖渚と創造は抱き合う。
何回抱き合うんだ、と言いたい所なのだがそこは突っ込んではいけない。


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あきゅろす。
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