おはよう朝日です!
「ゴルァ!!秋人ぉおおー!さっさと起きんかい!!」
「ぎゃあああ!!姉ちゃんんん!!起きてるってばー!」
いや、嘘なんだけどね。
起きてるというのはさ。
なんたって、
……寝てないんだから、ねぇ。
「はよー!」
オールした後の以上にテンション高く、そしてふらふらする頭で階段を降りていくとエプロンかけた姉ちゃんがいた。
「さっさと顔洗え、んで飯食いな」
「はいはい」
俺の姉ちゃんは気が強く、お母さんみたいな人だ。
家事を担当している。
ちなみに、俺の母さんと父さんは海外出張中。
ちなみにデザイナーだ。
俺ん家は四人兄弟。
長男、春彦。
ただいま大学二年生で、両親と同じくデザイナーになるため日々奮闘中。
長女、夏美。
近くのバスケが強い公立に通っている。バスケが好きな高校三年生だ。
次男、秋人(俺)。
三男、冬司。
反抗期真っ盛りな中学二年生。
そんなこんなでやってます。
両親は世界各地飛び回ってるし、帰ってきたと思えば各地のお土産と新作の服をどっさり置いてまた出かける。
そのために俺ん家には服のために部屋が2つある。まあ家自体も結構でかいから大丈夫なんだけどね。
「ちょっと!さっさと顔洗いなよっ」
「へーへー」
バシャバシャと冷たい水を顔に当てて身震いする。気持ちいいけどやっぱり寒い。
適当に歯を磨いて、リビングに行く。
今日の朝飯はチーズサンドイッチだ。
2つ目を頬張りながらテレビのニュースに目を向ける、端では6:50と時間を示していた。
「アキくん、携帯なってたよ」
「あ、サンキュー兄貴、おはよ」
「おはよう」
柔らかい雰囲気で俺に携帯を渡してきたのは春彦兄ちゃんだった。
最近は兄貴って呼んでいる。なんだか自然とそうなったんだ。
それにしても、朝から誰だろう。
2つ目のチーズサンドイッチを全て口に入れ、携帯を開いた。
[前へ] [次へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!