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999hit ぽんぬ様へ
学校。昼食時。
見晴らしは良い、けど殺風景な屋上で、フェンスに寄りかかって僕の作った弁当のだし巻き卵を渚がもりもり食べているのを見ていた。ら。
唐突に。
『ね、バレンタイン、て、どうしたら、いい?』
『え、なに、なになに。』
バレンタイン。
女の子が、男の子にチョコレートを渡すイベント。なんでチョコレートなんだろう。もしもその男の子がチョコレートなんか嫌いだったらどうするんだろう。そもそもなんで女の子が渡すんだ?ニューハーフはどうするんだろう。やっぱり男だから貰う側かな、や、そんな事言ったらニューハーフの人に起こられるのか『ちょっと!シンジ君聞いてんの?』
『ぅおっ!?あ、え?なに?あ、ニューハーフだっけ?』
『はぁ?どうしたのシンジ君。なに聞いてたんだよ。バレンタインだよ。』
あ、路線ズレてた。
『あ、バレンタイン。…どうする、って?』
『あぁぁ!その顔じゃ、僕はチョコレート作る気なんてさらさらありません、って思ってるんだ!ぅわぁぁ、うわぁあ』
泣きそうな顔をされても困る。全く話の趣旨が分からない。と思いつつ、僕はデザートに取りかかった。
『仕方ないだろ。だって渚、何言ってんのか全然わかんないし、』
『バレンタイン!!!くれないの!!?ホントに!??』
『な…、なんで僕が渚にあげなきゃなんないのさ。あ、逆チョコ?流行ってるってやつ?あ、でも僕ら男同士だから逆でも無いなぁ『もう!!シンジ君は僕のことホントに好きなの!?勝手に僕がそう思ってるだけだったの!??うそだぁぁうわぁあ』
何だよ何だよ。今日の渚荒れてるぞ。
ごろんごろんと地面を転げ回る哀れな使徒。
『いや、…それは、そう、だけ、ど、だからって、僕がチョコなんてあげなきゃいけない理由にはならないだろ!』
『…なんか今日のシンジ君、理屈っぽいよ。』
はぁ、とため息をついて、お弁当を片づけ始める。
『…シンジ君。僕たち、付き合ってるんだよね?』
ずい
渚が顔をものすごく、とてもすごく、凄すぎるぐらいに近付けてきた。顔のいろいろが付くぐらい。
『ゎ、ぁ、……、何だよ。びっくりするだろ。』
『答えてよ。付き合ってるんだよね。』
相変わらず、目が綺麗だ。なんか、なんか。よくわかんないけど。

なんか、どきどきしてきた。
『う、う、うん、うん、』
『じゃあ、…恋人同士、なんだろ?』
こくこく
『頷いてるだけじゃ駄目。ちゃんと、シンジ君の口で、言うんだ。』
『ぅ、…うん、』
『…じゃあ、チョコ、頂戴よ。』
『…ぅ、んじゃない!やだよ!僕は女じゃ無いし!渚がくれればいいだろ!』
いかんいかん、ついうっかりどきどきして飲まれるところだった。
『…しかも、僕から貰わなくたっていっぱい貰えるだろ渚は。』
『駄目!!そんなの絶対許さないからね!!シンジ君のが欲しい!シンジ君からじゃなきゃやだ!!』
『くぅうぅ〜〜〜〜ッッ!!駄々っ子か!』
『やだぁやだぁ、やだやだやだやだ!!』
あ、駄々っ子だった。
『……、わかった、分かったよ。作るよ、チョコレート。『うわぁあぁやだぁやだぁぁシンジ君のほしいいいぃ『作るから騒ぐな!!』
弁当箱で思いっきり頭を叩いてやった。
かわされたけど。
『じゃ、約束ね。絶対だよ?僕も、シンジ君以外の人から絶対貰わないから!!』
さっきの駄々っ子はどこへやら、たったか走って行ってしまった。うわ、今の顔。
むちゃくちゃかっこよかった。


あ、駄目だ。うっかりときめいてた。
『、ちぇ』
一人で照れながら、屋上を下りた。


『…ブラウニーか、トリュフか、どっちにしようかなぁ』

おしり

ぬあぁぁぽんぬ様申し訳ありません!スーパーアルティメットストロングジャンピング土下座を三回しても謝りきれません!!(T_T)一応、渚君のさり気ない所にドキドキときめいちゃう碇君って感じ何ですけど……(∋_∈)
いちゃいちゃ、と言うか、ぐちゃぐちゃと言いましょうか…(-.-;)
ご期待に沿えませんですみませんm(;_ _)m本当にあの、気に入らなかったら書きなおします!!はい!もう本当にすみません!お粗末様でございましたm(_ _)m

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あきゅろす。
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