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「ところでソルティア、お前は何故ここに…?」

「決まってんじゃーん!セインだけ面白そうなことして、アタシは退屈に過ごすだなんて許せないからだよ♪」

「まさか…」


嫌な予感に眉を寄せるセイン。にぃんまりと笑みを浮かべたソルティアは確実にセインにとって良くない事を言い出すという事をセインは理解していた。

「アタシもついてく!」


はぁ〜〜〜……


セインが今までで最大のため息をついた瞬間だった。






あの後必死にセインは拒否したが、木陰に引っ張って行かれて帰って来るとどことなく青ざめた表情で「ソルティアも連れて行く」とだけ言って口を閉じた。


(一体何をされたんだ……)


「さぁさぁ!一緒に行くことも決まった事だし、ちゃっちゃと行っちゃいましょー♪」

本気で気になっているラルフ達をよそにソルティアは上機嫌でセインに腕を絡めながら歩き始めたのであった。


******


獣道を抜けると岩肌が見え始め、黒い炭などがちらほらと見受けられるような場所へと着いた。

ここは以前ダクーが居たアジトを更に北東へ進んだ、例の組織のアジトがあった場所。


モノは全て焼き付くされ、どれが元々何であったかさえわからなくなっていた。


「こりゃ酷いわぁ〜…一体どんだけ力のある組織に狙われたんだか…」

「うん、そうだね。やり方が容赦ないけど……組織じゃないみたいだよ?」

ダクーが口元を手で覆いながら呟くとソルティアが頷きつつも炭が積もっている一点に近付いて言った。



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あきゅろす。
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