妹姉部屋
妹姉とアイス
「あっちー…」
「そうだね…あっ、姉さん、あっちでアイス売ってるみたいだよ!」
「お!アル、食おうぜ!」
「姉さん買ってきなよ。僕は食べないよ、ダイエット中だし」
「またダイエットなんかしてんのか?まあいいや、オレ買ってくるから!」
「じゃあぼくここで待ってるね」
(この炎天下の中ならアイスもすぐ溶けちゃうだろうな…
姉さんの手に滴るどろどろに溶けたアイス!
そして上気した頬!
…ふふふ、早く帰ってこないかなあ)
☆
「アルー!店員の人がおまけしてくれた!オレのすきなバニラ!」
「そう、よかったね」
(…店員め、姉さんに色目使うなんて…)
「アル…?」
「あっ、ううん!何でもないよ!
それより早く食べなきゃ溶けてきちゃうよ?」
「うわっ!もうこんなに溶けてる…っ」
「もー、しょうがないなあ…
ぼくも手伝ってあげる」
「え?あっ、何す…」
「なに人の顔にアイス塗りたくってんだよ!」
「え?あ、ごめんつい」
「ついって何だよ」
「ふふふ」
(計画通り!)
☆
「姉さん、またアイス買いに来ようね?」
「あの…顔がアイスだらけなんですが」
「買いに来ようね??」
「はい…」
妹に弱い姉でした!
全体図
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