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下心1
ある日のこと。
つい数分前に出勤したばかりの俺は、
何故かトイレの個室の中にいた。
この空間にはもちろん俺一人だけ。
ではなかった。
その証拠に俺は便器に腰かけるでもなく、
背中には唯一の出入口であるドアがあって。
いまこの瞬間にも、
ひんやりとした冷たさを感じているところで。
そんな風になっている原因は、
他でもない。
俺の顔の両脇に手をつき、
殺気立った目付きで俺を睨みつけている、
この男にあった。
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