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いい夫婦の日(2013)




(シキ×椿)
「………おかえり」
「………ただいま。めずらしいな。玄関まで」
「うん。ちょっと。………ご飯にする?お風呂にする?それとも………絵、描く?」
「……………飯食って、寛いでるとこ描いて、風呂入って寝る」
「わかった。じゃあ用意するね」
「ちょっと待て」
「ん?」
「何なんだ?」
「あぁ………ヤエが」
「あ?あぁ。………なら、セリフ違うんじゃねぇか?」
「うん。でもシキならこっちかなって。それとも…とまでしか指定されなかったし」
「……………そうか」



(アヤ×陽菜)
「アヤ、おかえり」
「ただいま。陽菜」
「ね、ご飯にする?お風呂にする?それともオレ?」
「陽菜っ!」
(ぎゅうっ)
「オレも、アヤが良い!」
(ぎゅうっ)
「んーどうしたんだ?今日は」
「何となく?ほら、オレ、アヤのお嫁さんにはなれないから。せめてそれっぽいことしたいなぁって」
「じゃあただいまのキスもしないとな」
(チュッ)
「んっ、おかえりなさいのキスも」
(チュッ)



(庚×かのと)
「あ、いらっしゃい」
「……………」
「ど、どうかした?」
「かのと先輩」
「な、何?」
「アレ、言ってもらっても良いですか?」
「どれ?」
「‘おかえりなさい。ご飯にする?お風呂にする?それとも……’」
「むっ、無理っ!」
「何でですか?」
「恥ずかしい!そ、それにここオレの部屋だし。おかえりじゃないし!」
「じゃあ、オレの部屋に移動して仕切り直しましょう」
「無理っ無理っ!は、恥ずかしいって!そんなのっ!」
「仕方ないですね。なら‘それともDVD観賞?’でもいいですよ」
「……………ちなみにジャンルは?」
「もちろんホラー」
「うあー……」



(憩×楽)
「はぁー……疲れた」
「おー、おかえり。勝手に上がってるぞ」
「んー」
「もうすぐ飯できるけど、先に風呂入るか?寝るのは飯と風呂済んでからにしろよ」
「えー……あ、じゃあご飯先にする。用意できるまで休む」
「先に風呂じゃなくて良いのか?」
「ん。飯食ったら一緒に入ろ。んで背中流して」
「おー。頭も洗ってやろうか?そのかわり途中で寝んなよ」
「えー」



(まー君×敬太郎)
「まー君おかえり」
「……………」
「ご飯にする?お風呂にする?それともオレ?」
「……………飯作るのも、風呂掃除すんのもオレだが……ちなみに最後のは?」
「課題出されちゃった」
「……………それは自分で何とかしろ。飯できたら声かける」
「わかったー。大盛りでお願いね」
「……………」



(和帆×雁矢)
「おい、邪魔するぞ」
「おう。………なぁ」
「あ?」
「飯にするか?風呂にするか?それとも………イイコトでもするか?」
「あ?何言ってやがんだ?………あぁ、マッサージでもしてくれんのか?気がきくじゃねぇか」
「……………ありえねぇ」
「あ?」
「まぁ、いい。そのままいただくか」
「何だよ」
「何でもねぇよ。風呂上がったらマッサージしてやる。覚悟しとけよ」
「はっ、大した自信じゃねぇか」



(英×千尋)
「千尋くん、ごめんね。ほったらかしちゃって」
「いいえ。大変そうですね。オレ、邪魔じゃないですか?」
「まさか。千尋くんがいれば癒されるから、持ち帰ってやってるのに」
「ならよかったです。ご飯と風呂の準備はオレがやりますね」
「ありがとう」
「どっちが先が良いですか?」
「じゃあ千尋くんで」
「先輩。何かおかしいです」
「何が?」
「話が繋がってないです」
「そうかな?」
「そうですよ」
「だって、訊いたでしょ?ご飯かお風呂か…」
「はい」
「千尋くんか」
「はい?いえ。最後のはないですよ?」
「そうだっけ?」
「そうですよ」
「気のせいじゃない?」
「気のせいじゃないですよ。と言うか、オレに構う暇あるなら手を動かしてください」
「………ちぃが冷たい」
「だって、早く終わった方が気がねなくイチャイチャできるじゃないですか」
「……………それもそうだね」



(雅則+恵)
「あ、本当に来たんだ」
「冗談だと思ってたのかよ」
「そうじゃないけど………何?急に」
「今日、家に誰もいなくてさー。一人で食うのも味気ないし、恵と食おうと思って。ほら、材料買ってきた」
「………まぁ、いいか。泊まってくの?」
「おう」
「なら先に風呂入りなよ。冷えてんでしょ?その間に夕飯の準備するから………って、何?」
「いやぁ」
「ニヤニヤ気色悪い」
「何かアレだな。ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ、た………ぐっ」
「あぁ…ごめん。雅則の腹にでっかい蚊がいて」
「この時期に蚊って………てか、蚊をグーで殴るのか?」
「ハハッ、ごめん。ごめん」





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あきゅろす。
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