時計
壁
職員室に呼ばれ、頼まれたのは、プリントの山を教材室に運ぶ仕事だった。
『まったく、あんたのせいで私まで罰くらったじゃん。』
「当たり前だろ。お前もやったんだしな。」
『ひ弱な女の子の私は髪の毛1本より重いものは持てないんだ。だからこれ全部持て。』
「どこがひ弱なんだよ。つーか女だったのかお前。」
『うわ、流石鬼○郎。隠れてない目まで見えないなんて重症だな。』
「テメェ・・・、」
ガラガラッ
教材室についた。
私は先生に言われたところにプリントを持っていった。
(確か、数学2年って棚に置くんだっけ。)
目的の棚を見つけ、前に行ってみると、
『・・・絶対届かないでしょ、これ。』
2メートルくらいの棚の一番上に、"数学2年"というシールが貼ってあった。
(先生、これは新手のいじめですか?)
私背でかくないよ。
どうしようか悩んでいると、倉間が話しかけてきた。
「おい、何やってんだよ。」
『・・・届かない。』
「は?」
どうやらもう終わったみたいだ。
そうだ、コイツに置いてもらえばいいじゃないか。
『ねぇ、これ置いて。』
「何処にだよ。」
『一番う・・・だめだ。お前チビだから届かないな。』
「あ゛?」
そうだよ。
私より小さ、同じくらいか。
いや、私の方が絶対大きいね。
身長という壁
(去年で身長止まったからなぁ・・・)
長いから続きます( ; ゜Д゜)
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