時計
昼休み
「(1)の式に、直接a=5,b=-3を代入すると、」
教科書を読むだけの先生の授業。
私はいつものように窓の外を眺めていた。
(今日、入部テストか・・・。)
グラウンドを見ながら物思いにふけっていたら、机の上に何か飛んできた。
(手紙?)
飛んできたのはメモのような手紙だった。
飛んできた方を見ると、張本人がこっちを見ていた。
私?
というように自分を指差すと、奴は頷いた。
カサ、
【昼休み何してたんだよ】
広げるとこう書いてあった。
だから私は、
【何でお前言わなきゃならん】
と書いて、先生が黒板に向かった瞬間奴に当たるように投げた。
【昨日の1年に余計な事言ってねぇか聞いてんだよ】
返事がこれはないと思う。
(手紙で逆ギレって、)
てか本当に何でお前に言わなきゃいけないんだ。
そう思いつつ、返事を書いて投げた。
【別に何も。まぁ頑張れとしか言ってないけど】
、と書いて。
すると、すぐに奴はこっちを振り向いて手紙を投げようとした。
その瞬間、
「倉間、何やってんだ!」
先生が現行犯を見つけた。
(うわ、ざまぁ。)
「手紙何かやってるんじゃない!」
と言ってすぐさま没収した。
すると奴はとんでもないことを言い出した。
「先生ー、朝夏もそうっすよー。」
(うわ、コイツまじ最悪。)
『はぁ?あんたが勝手にやり始めたんだから私悪くないでしょ。』
「その勝手にやり出したのに乗ったお前も同罪だろ。」
『まじ意味不なんだk「倉間と朝夏は授業終わったら職員室来い!」・・・。』
どうしてこうなった。
昼休みの次の授業
(本当、コイツと関わるとろくなことないよ)
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