二人の英雄の物語
結果
「はい!それ行きます!」
私は二つ返事でOKを出した。
けど、
「ただし、依頼人からの条件が一つある」
ギルド長はちゃんと最後まで聞け、的な雰囲気をかもし出しながら続けた。
「二人一組でこれをこなすこと、それが最低条件でな。君の仲間を1人連れてきたら仕事を渡そう」
私はそれを聞いてうなだれた。
正確には、背景黒でブルーのスポットライトを私にあてて…たしか「二人一組…二人一組…」とぶつぶつ言ってた気がする…。
その時だけ無意識だったんだよね、故意とかじゃなくて。
それを見ていたギルド長は苦笑気味に言った。
「ま、しばらく待ってやるから相方探してこい。今日中なら待っていてやるから」
この時は悩みに悩んでいた。
正直、私に友達…もとい仲間とかその場かぎりとかが多いし、仕事は普段複数人ではなく単身で行くから複数限定だと誰か探さなきゃならない。
──────30分後
「(どうやって探そう…)」
私はとりあえずギルドから出て、街中をさ迷いながら考えていた。
考え事はじっとしているより、動きながらの方がひ
らめきやすい…様に思ってるだけ、思ってるだけだからね?
.
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!