二人の英雄の物語
変態
「う〜ん…」
10分程考えてみたけど、出てきたのはどれも個人的には無理な物ばっかり。
だって恥ずかしいじゃん…掲示板に載せたりするの。
目立ちたい訳じゃないし…あまり人目に付きたくないってのが本音…だけどなぁ……
「う〜ん……」
いい案が出る感じは無くて唸り続けていると、後ろから声を掛けられた。
「どうかしましたか、お嬢さん?」
どこかで誰かナンパしてるみたい。
そんなことはどうでもいいから、何とかしていい案を捻り出さないと…。
「何か…う〜ん……」
ここから離れてナンパしてる誰かの所から離れようと動き出した。
「何を悩んでおられるのですか、お嬢さん?」
…道を間違えたみたい。声が近くから聞こえるからどうにも近づいてしまったみたい。
今度は離れられる様に右向け右で離れるつもりだった。
「貴女ですよ、お嬢さん?」
……あ〜もう、五月蝿いから一発撃ってやる!
憂さ晴らしにも丁度いいし。
「あんたねぇ、さっきから五月蝿いのよ!このナンパおと…こ…?」
右手に銃を構えて、相手の頭狙うつもりで銃口を向けたら…
「お久しぶりです、リューンさん。先ほどから何を悩まれていたのですか?」
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