二人の英雄の物語
伝承(魔導国編)
昔、一人の男がいた。
彼は魔法や工学に精通していたが故に、人は彼を『賢者』と呼んだ。
彼の下には、二人の弟子がいた。
二人は競い、あるいは助け合う事で互いに自らを高めていった。
だが、ある日を境に二人はもう一人を敵視し、離れていった。
やがて一人はとある港町の海辺に居を構えた。
その者は知っている魔術を駆使して、土地を拡げて行った。
その内、知識を求める者が港町に集い、更に人を集めた。
そうして人々はその者を『魔導士』と呼ぶ様になり、魔導士は魔導国セルフォトを築き上げた。
─セルフォト伝記序章より抜粋─
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