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愛してHEAVEN
13

そんなこんなで、俺の新しい生活がスタートした、五月。


五月が一番嫌いな月になりそうだな……。


ぼんやりと考えながら部屋の窓を全開にして外を眺める。
途端に頬を撫でる夜風が心地良く、大丈夫だと言われているように感じた。


まぁ、聖夜さんと来夢君はいいとして。問題は誉だ!


先程の俺に対する誉の態度を思い出すと、苛々ムカムカがすぐ頂点に達する。


あんな奴大嫌いだ!


俺の中で誉の印象は最悪と化した瞬間だった。


これから先、同じ屋根の下で生活していく家族なのに、今からこんなんで本当にやっていけるんだろうか……。


今頃、ハワイに向かう途中の飛行機の中で鼻の下を伸ばしてデレデレしている親父のことを思うと、親父にも腹が立って仕方なかった。


こうして嫌でも夜は更けていく――――…。


朝なんてこなくていい。


本当に嫌いだ、五月なんて。

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あきゅろす。
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