幼馴染み
13
休み時間はもう余りない。
俺は急ぎ足で廊下を進みトイレに向かっていた。
時間ギリギリのためかトイレ周辺には誰もいない。
すると突然、腕を引っ張られてその衝撃で身体は態勢を崩しガクンと後退する。
倒れる!と思い、ある程度の痛みは覚悟したが予期したことは起こらず、それどころか柔らかい物へと直撃した。
相手の顔を見ようとしたが、
「――――!!」
次の瞬間、口許に布が宛がわれた。それが睡眠効果のあるものだと気付いた時には、俺は意識を失っていた……。
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