[携帯モード] [URL送信]

幼馴染み
8

あの日から――――事あるごとに安藤が俺にちょっかいを出してくるようになった。


蒼の立場で例えるなら、安藤は差し詰め都筑のようだ。


まぁ、安藤は間違っても都筑みたいに可愛くはないけど。


どうやら安藤は隣のクラスだったみたいで、昼休みと登下校以外は殆ど俺の教室を訪ねてきた。


しかし、俺と蒼、彼方は席も近くて余程のことがない限り離れることはない。


今日も三人で喋っていたら、溜息をつきながら安藤が短い休み時間にやって来た。

「いい加減、離れろよ」

「離れる訳ないだろ。お前がどっか行けよ」

安藤と蒼の言い合い。
ここの所、顔を合わせればずっとこんな風に対立している。


安藤……蒼に喧嘩売るなんて、ある意味大物だ。

[*BACK][NEXT#]

8/48ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!