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幼馴染み
7

「俺も廉って、名前で呼んでもいい?」

「あ……ウン」

俺が頷くと安藤は嬉しそうな顔をした。

「俺のことは広海で構わないし。じゃあ、廉。また明日」

手を振って、来た時と同じくまるで嵐のように去って行ってしまった。


俺は唖然とその後ろ姿を見送っていたが、

「廉……。安藤には気を付けろよ」

「え?何で?スキンシップ激しいけど、悪い奴じゃないよ?」

蒼に警戒するよう忠告されても、その意味を見出だせなくて。

「そーゆートコ、廉が廉たる由縁だろうな。鈍感なのはまぁ、百歩譲って悪くないにしても、蒼の言うことは聞いといた方がいいぜ」

「ウン……分かった」

流石に二人に念押しされたら逆らう気もなくなる……。てか、逆らう気なんて更々ないけど。


予定外の人物の登場で、帰る時間が大幅に遅れた俺達だったが気を取り直して三人で帰路に着いた。

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あきゅろす。
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