We haven't hope yet.
意外な奴が知り合いの身内とはよく言ったものだ
山崎視点
貿易をしていたのは止地党。中身は天人用のウイルス
それが何故か鬼兵隊によって活用されていることから視て止地党は鬼兵隊と手を組んだ
そして春雨幹部も現れ、少なくとも三つの組織は手を組んでいる
その意図は推測ではあるものの、幕府を下落させる事を目的としている
「だいたいの掴みを大まかに話した」
「山崎。ちゃんとメモしたか?」
万事屋の旦那が一息つくと副長が口を開いてきた
「はい大丈夫です」
続けてください。と伝えると旦那はまた一息つく
密輸されていたウイルスは未完成の品。つまりまだまだこれからがあると云うこと
そしてチャイナさんが実験としてウイルスを使用されたのはモルモット代わり
そのチャイナさんを拐ったのは
「…銀さん」
そこで旦那は口を止めた
「続きだ。万事屋」
「神楽を拐ったのは、実の兄だ」
俺は今まで動かしていた手を止めた
「…兄?」
今まで黙っていた沖田さんも目を見開いて言葉を溢した
勿論それは俺や沖田さんだけじゃない。事実を知らなかった全員が硬直した
「名前は神威だ」
その後の話は幕府と天人の関係を語られた
天人が居なくなれば幕府は終わる
勿論幕府の身である俺達はそんなことだろうと思っていた
だからだろう。俺達真選組にはそんな話はちっぽけに聞こえてしまった
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