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We haven't hope yet.
怪しいものには関わるな
(客観的視点)



「真選組だ。最近の貿易を記録しているもの全てを見せてもらおう」


沖田が万事屋に訪れた後、真選組は総出で貿易をされる所へとまわっていた


「こちらです」

土方の担当は主に危険物等を中心に貿易を行っている所
品が品なだけに足を進めるのも一苦労だ

しかも真選組という立場もあり周りからは警戒の視線を浴びる

「これですが…」

貿易を行う者がパソコンをつける

「ここに全ての内容が入ってます」
「わかった。…出ていってもらえるか」
「え…でも…。わかりました」
「すまねぇな」

一つの部屋に自分以外しか存在しなくなると機械に触れる

「……」

黙って目を通していく



「…これは…なんだ?」

ふと目についた品をクリックする

「FO74…」

画面に写るのはその名前だけ
画像もなけりゃ説明も無し

「…」

土方は携帯を取り出し迷いなく動作を進めると耳にあて口を開く



「山崎か?土方だ」







「沖田隊長。今副長から連絡が…」

土方からの連絡を受け取った山崎は沖田ともう一人の隊士と共に違う貿易所にいた

「土方さんから…。何だって?」

「副長の調査場から『FO74』という物が出てきたらしいんですよ。でも名前以外が何も載ってないらしくて俺に調べろと…。全く。名前だけで調べるなんて結構大変なのに…。副長もそこのところわかって貰いたいです」

「山崎。命を削ってでも調べろィ」
「あれ?俺の愚痴は無視ですか…」



結構長々としゃべったのに。と小さく呟きながら文句を言い始める

「山崎早く行けィ」

「…はい」



沖田隊長なんでこんなにやる気なんだ…

そう思いながらパトカーへと乗り込もうとした時




「あ、車は使うんじゃねェぞ」





「…」


この件が終わったら真選組なんてやめてやる!!
そう心に誓うとダッシュで屯所へと向かった



「…FO74…」



山崎を屯所へ行かせると沖田ともう一人の隊士はパトカーに乗り込む

「隊長。次はどこへ?」

運転を任されている隊士がエンジンをかけると同時に問う

「…ちと予定と違うが…大江戸病院だ」

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