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We haven't hope yet.
正義の鉄槌も只単に暴力
(客観的視点)



「あら、もうこんな時間。そろそろ仕事に戻らないと」



流石に仕事を無理矢理抜けたことに罪悪感を感じたのか、妙は時計を見て立ち上がる

「お妙さん帰るんですか?なら俺が送「ついてくんじゃねぇぞ?ゴリラ」」

まだ全部言った訳じゃないのに睨みながら近藤をみる妙

「そういえば」

何かを思い付いたように沖田を見る妙



「沖田さん私を迎えに来てくれた時犯人は屯所…って言ってましたよね?」
「「あ」」

声を揃えて土方と沖田が反応した

「すっかり忘れてたな」
「何してんでィ土方」
「お前もな」


「と言うわけでお二人とも?」

にっこりした顔で妙は言う


「その方に合わせて貰えませんか?」


ここでダメだと言って殺されるか。犯人に合わせて殺人を犯されるか
選択肢は二つに一つ。しかも究極の



「旦那方。お茶です」

カチャカチャと歩いてきたのは先ほどお茶を出すために台所へむかった二人


「あ、姉上帰るんですか?」

「えぇ。そろそろお客さんが増える頃だから」

「お茶折角用意したんですけど…」

「もっとゆっくりしていきたいのは山々なんだけどごめんなさいね」




犯人に会うことは諦めたらしい…と安心したのも束の間



「じゃ、銀さん。犯人殺しておいてくださいね」

それだけを言い残して去っていく妙










「あいつ俺に犯罪させる気だよ。どうしよう」

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