おむつでお出かけA*
少し世間話をして、その間も僕の頭の中はおむつのことでいっぱいで、ついに耐えられなくて言っちゃった。

「陽翔くん、僕、今日どんなパンツ穿いてるか当ててみて」

陽翔くんは驚いて少し目を大きくしたが、すぐにプレイボーイの顔に変わった。

「うーん、白かなあ」

「あっ、正解。もしかして見てたなあ?」

ちょっとドキッとした。

「だってスカート短すぎんだもん、俺以外にもきっとジロジロ見てたぞ?」

「やーん」

恥ずかしがってみせるけど望むところ。

「んで?なんでまもちゃんはそんなやらしーパンツ穿いてんの?」

「うーん」

改めて考えるとこの会話、公共の場で大丈夫かな?
まあもう欲望は止められないから、そんな良心の呵責はスルーだけど。

耳元に寄って、小声で。

「…電車でおしっこするの」

陽翔くんは答えはわかっていたと言うように短く笑った。
ふたりだけでいけない秘密を共有してるのが、すごく楽しい。

「してみろよ。見ててやるから」

「えっ、いまぁ?」

今もなにも、昨夜からしてなくてもう我慢の限界なんだけど。
すぐにでも出したい。
でも、人前で必死に我慢してるっていうこの状況も好き。
それよりもっと、人前でおむつに出しちゃうのはたまらない。
しかも目の前にいるのはイケメンの陽翔くんで…

「どした?震えてるよ」

太ももが痙攣みたいにヒクヒクする。
だってあんまりくねくね動いて、いかにもおしっこ我慢してますって思われるのいやだから、括約筋だけで締めるしかない。
我慢と羞恥と興奮のせいで顔が熱い。
涙声になってしまう。

「陽翔くぅん…もぉ、我慢できない…」

「そう?人、いっぱい見てるけど、いいの?」

そういう興奮しちゃうような意地悪言っちゃうんだ。
さすが陽翔くんはわかってるなあ。

「いいの、もう、無理っ…出ちゃうっ…」

強張っていた全身の力を一気に解放した。

プシッ、シュウゥゥゥゥゥー

おむつを突き破るんじゃないかって勢いで、大量のおしっこを叩きつける。
股間周りがじわーっと熱くなっていく。

「あーあ、しちゃった。あんま音たてるとバレちゃうぞ」

シュー…

たしかに、かすかにくぐもった音が響いている。でも勢いが止まらないんだからしょうがないじゃん。
きっと電車の音で隠れてるよ。

「え、まだ?長いね」

溜めすぎて前だけでは吸いきれず、たまたまのほうにも、お尻のほうにまで熱いのが広がってきた。
それでもまだおしっこは止まらない。

張りきっていた膀胱がゆるんでいく快感に、それとこんな所でっていう背徳感に、頭がぼーっとしてきた。

と、そのとき。

「ぁっ…」

液体が股の間を濡らす感触。
はっとして意識が覚醒した。
やばい。漏れた。
太ももの内側を一筋、二筋と伝い落ちていく。

「え。」

戸惑いの声。陽翔くんにも見えているみたい。

「ゃ、ゃ…」

ぷるぷると身体が震える。
でも止められない。

幸いにもニーハイが黒なので、濡れても色が変わるわけではない。
けどその下のブーティーまで濡らしちゃったら、よっちゃんに申し訳なさすぎる。
膝と膝をくっつけて止めようとする。

こんな失態を陽翔くんに見られちゃって恥ずかしい。


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