長編
A
陽斗のあまり上手いとは言えないが一生懸命説明してくれたのをまとめると(その意味は推しはかっていただきたい)


一人で寮に帰るときなにやら視線を感じ後ろを振り返るが誰もいない、その視線は寮の部屋に入るまで感じるという。


この短い説明を陽斗は一生懸命10分もかかって説明していた(その意味はおしh…略)


「なんか見られてる気がするんだけど振り返ってもだれもいないから不思議なんだよね〜きのせいなのかな〜」


と、またちいさくため息をついた。



ーーーそれはストーカーなんじゃ……



と、会話の内容を聞き耳を立てていた生徒たちはそう思った。
自分たちがそう思ったぐらいなのだから陽斗の目の前に陣取ってこちらに背を向けて座っている陽斗教に盲信している信者であり守護神でもある二人はすぐさま「俺&僕の陽斗(さま)がストーカーにあっている」と気が付いたはずだ。

ちなみになぜこの二人が並んでいるのかというと、陽斗の隣を奪い合うという醜い争いを経て正面に座れば愛する陽斗がかわいらしいお口をモグモグしている姿を正面から凝視できるということでこの席順で落ち着いたらしい。

この席順によって食堂にいる生徒達から今は龍也と楓の顔は見えないがだいたい想像することできた。

常日頃から陽斗に対して並々ならぬ狂愛……溺愛っぷり発揮している二人のことだからさぞかし怒っているのだろう…
龍也の般若と鬼と不動明王の顔をかけて2でかけたような顔で、楓にいたっては顔全体にモザイクがかかり『お見せできません』状態になっているのだろう。


いと恐ろし…


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あきゅろす。
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