TOD@恋愛小説 孤独 移り変わる世の中で人々は毎日を一生懸命に生きている。その激動の毎日を必死に生きているTOD@の神戸ハーバーランド、三宮を舞台とした・・・カップルが寄り添う季節「冬」の物語である。 冬の寒さが厳しくなり、マフラーを巻いたカップルが寄り添い身も心も暖めて街中を暖めている。その中で一人寂しくしているTOD@が街中を見渡しながら恨めしそうに、 「マジなんやねん!どこでもカップルがいてウゼェ!!」 とブツブツと言って寒さを堪えながら歩いている。 「俺も彼女欲しいなぁ。でも俺は・・・。」 と考えているとそこで友人ヨシミツからの電話が鳴る 「はいもしもし?」(TOD@) 「今何しとん?遊びに行こうや!」(ヨシミツ) 「べ、別に良いけど何するん?」(TOD@) 「女遊び?それとも男遊び?笑」(ヨシミツ) 「・・・。女遊び!???」 と言うとヨシミツは 「じゃあハーバー行こ!!その後に彼女と遊ぶから一緒に飯でもたべようや!!」 と言うことで夕方にヨシミツと会う約束をして、時間があるので一人パチンコ屋に入った。 そして時間が過ぎパチンコで負けてさらに凹んでいたTOD@が待ち合わせ場所の神戸駅に行くと、 「オイ!TOD@〜!!」 とヨシミツが声を掛けて来た。 しかし、突然という事もあり驚いた。 なぜなら、ヨシミツは彼女がいるのにその彼女ではない女性を連れて歩いていた。 TOD@はどこの誰なのかも聞けずにそのままハーバ ーへ歩き始めた。 すると歩き始めて少し経ったころ ヨシミツが 「あっ!紹介が遅れた、彼女は真奈美ちゃんだよ。」 「真奈美です。ヨロシクお願いします!!」 真奈美は元気よく挨拶したが、 またまた突然の紹介を言う事もありTOD@は戸惑いながら 「はじめましてTOD@と申します。・・・。」 それ以上何言って良いか分からず無言になってしまった。 そんなグタグタな状況でついたハーバーのモザイク。そこには観覧車やポートタワー等、目も醒めるほどの奇麗な夜景が広がっている。 相変わらず虚しい気持ちを抱きながらもTOD@はジェットコースターやゲームセンター、カフェで楽しんだ。 時間も過ぎ、ヨシミツは彼女との約束の為、三宮へと向かおうとした。そこでヨシミツが 「真奈美とTOD@も一緒に行かん?」 と言い、真奈美が 「じゃあ皆で行きましょうよ!??」 とTOD@に言ってきた。 またも、TOD@はとまどいながらも 「い、良いよ・・・。」 と伝え、三宮へと向かった。 三宮へと到着した3人は待ち合わせ場所の「パイ山」でヨシミツの彼女ヤヨと合流して歩き始めた。 そこで、TOD@が突然・・・ 「焼き肉食べに行こうよ。」 と自分自身の欲求のままな発言した。 普段から何も提案をしてこないのを分かっていた、ヨシミツとヤヨは呆れながら 「なんやねん!!周りに提案もなしに言いやがって」 と言うが、真奈美は 「良いですね!行きましょう!!」 とノリノリだったので焼き肉屋「孤独」へ向かった。 到着して席に着くと、ヨシミツ&ヤヨ、TOD@&真奈美と言う席順になった。 TOD@は女の子慣れしていなかった為、内心ハラハラでご飯を食べ始めた。 しかし、徐々に全体の輪がかみ合い、 真奈美とTOD@もお互いの事について会話を弾ませ始めていた。 意気投合したせいもあるが、 TOD@と真奈美はお互いの番号交換も行い、 全員でこれまでにない位盛り上がり家路へと着いた。 ヨシミツは初めから作戦を立てていた。 TOD@が抱き続けている 心の「闇」を「光」に変えてやろうと。 しかし、TOD@は家路への電車の中で、 「俺も本当に彼女が欲しい・・・。お互いに分かり合える人が欲しい・・・。」 「友達と遊んでいるのは楽しい。」 と思いつつ、 TOD@は心を痛めていた。 「俺は 孤独な 人間や・・・。」 =孤独= 校了 [次へ#] [戻る] |