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ぼくのともだち

君を
時々ぼくは奇妙に感じる


何でだろう



それは僕にも
サッパリなんだけどね


でも自慢出来るほど
カッコイイ


垢抜けない僕の
数百倍もクール


よく女の子に話し掛けられて
困った顔をしてるよね


それでいっつも
僕に愚痴ってさ


客観的に見たら
羨ましいのに


でも君は
喜ぶ反対に困ってる


前は失踪事件を起こして
親を困らせたこともあるよね


僕には到底出来ないよ


まだあるよね


家庭科室で
自殺しかけたこと
でもその時君は


『生きたいよ…だけど死にたいよ』


そう言ってた


僕は君を
慰めてあげたよね


あとは…あ、こんなこともあった


いきなり君が
飛びたいって言い出して


屋上から地上へダイブしたこと!


あれはいまだに忘れられない


僕が君をもっと尊敬した瞬間だよ


周りの人は
結構引いてたけど
僕は引かなかった


そんな人どこ探したって居ないと思うから


僕と君は
親友だったよね


いっつも君は


『名無し』


って呼んでは
たくさん楽しいことを教えてくれた




…よく考えてみたら
君には奇妙な要素
全く無いよね!


僕はいつも君の武勇伝を他の友達に自慢するんだけど


みんな解ってくれないんだ


何でだろうね?


それと僕、気付いたことがあるんだ


それはね





僕は君が好きだったんだ







今はめったに会えないけど


また名無しって
呼んで欲しいな
















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