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お屋敷の主様(仮)
party2
純夏「ところでさ…

幼メイド ビクッ

長前髪メイド ビクッ

なぜにこの娘たちは帆足さんの後ろに隠れてたり津阪くんの後ろに隠れてたりしてるのかな…?俺そんなに恐いの?」

秋「いや、アリスちゃんを恐がってるのではなく…"主"という存在自体を恐がっているんだ」

純夏「…?」

秋「…前に二人、別の主がいたのは聞いているだろ?」

純夏「うん、ここにくる前御祖父様に」

秋「そいつらが本当に腐っててな、一人目は酒は呑むわタバコは吸うわ、挙げ句の果てには麻薬に手を出して御館様に絶縁された。二人目は…まぁ、こっちの方が糞野郎だったんだが、とにかくメイドに暴力を振るった。何度も、な。」

純夏「………」

秋「最期にはメイドに性的暴行を加えようとしてな…いや、未遂で終わったが……やはり御館様に頼んで絶縁してもらった」

純夏「………」

秋「……まぁ、そんな訳で皆"主"というモノに警戒しているんだ。悪く思わないでくれ」

純夏「……ん、了解」

純夏「………しかしまぁ、誰ともわからない影に重ね合わされて怯えられる、ってのは寂しいものがあるね」

秋「ま、そのうち馴れるさ」

秋(主として相応しいなら、ね……)

秋「…では、少しは馴れてもらうためにも……ほら挨拶しなさい」

幼メイド「……ぁ…ぅ、卯月杏子(うづきあんず)……」

純夏「よろしくね、杏子ちゃん」ニコ

杏子「………」カクレカクレ

長前髪メイド「僕は…か…神名木梗花(かんなぎきょうか)……です…」

純夏「神名木さんもよろしくね」ニコ

梗花「………ン」カクレカクレ

秋「二人とも…なぜ俺の後ろに隠れる?あと杏子はもう少し服を握る力を弱めよう」

純夏「ありゃりゃ…ま、これから仲良くしてな………っと、あ、ちょっ帆足さん!麻婆豆腐を抱えて食べるな!!独占禁止法違反だ!!」

三葉「早い者勝ちッスよ〜ん。欲しいなら奪いとってみるッス!」ダダダダダ…

純夏「ふっ…分家の長い廊下掃除で鍛え上げた"瞬雷の光刃閃(こうじんせん)"の足から逃げ切ろうなどと……片腹+腹筋が痛いわ!!待てーっ!!」ダダダダダ…

秋(やっぱり……三葉の順応性は尊敬すべきとこがあるな)

杏子「きょうかおねえちゃん、あのひとこわい?」

梗花「………初見は…よし…?……前より…良さそう……」

秋「……にしても…女みたいな顔だ」


───その頃、追河あやめ


あやめ「次は…スク水+手錠+猿轡(さるぐつわ)ですか。ふむ、卑猥な感じがします」

ガチャガチャキュ-ットフィギュ@…Pi

あやめ「はいもしもし…おや、御館様ですか。はい……はい、チュパカブラは冷凍室に保管をします…で、次はどちらに………アメリカにモスマンを捕獲しに。了解致しました。では……はい、純夏様は確かに…弄りがいがあります………ええ、それでは」 Pi



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