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02.


私の住んでる村の隣の村に、大道芸が来た。
その大道芸は二人しか居ないのだけれど、面白いと評判だった。

私の住んでる村は、人口が少ない。
父に行くか、とよく誘われていたのだが私は人混みが苦手だったから断っていた。

―のだが、

私は父に「この機会を逃したら何時行けるかわからないぞ」と言われて行く気になった。

物騒なうわさはよく聞いている。
どこどこで戦争があった、どこどこで人が大量に――。

こんな事があったし、もう二度と来ないかもしれない大道芸。
これは行くしかないでしょう!と心を入れ替えた。














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