0.0
―トリップ。憧れだよねぇ。
トリップっていうのはパラレルの一種で、本とかの物語の中に、なんていうか、こう、次元移動? しちゃう訳!
でもさ、そう言うのって、出来ないじゃない?
―そう、トリップよ。
よく夢小説なんかでは、いきなり…みたいなパターンが多いけどさ。
そんないきなり、なんて事ないじゃん。
待っても待っても、こないのよ。
いつもと同じ日常を繰り返して、待つんだけど、来ないのよ。
あ、別に今の生活が楽しくないってわけじゃないよ?寧ろ充実してる。
―でも、刺激が欲しいじゃん。 思った事あるでしょ?君だって。
だから、私はその刺激をトリップに求める事にしたのね。
……此処までは理解できてる?
―じゃあ、理解できてるって事で話を続けるわね。
それで、私は考えました。
『…そうだ、トリップの仕方がわからないから出来ないんだ!
じゃあ、私が作っちゃえばトリップ、出来ちゃうのかもしれない!』
→
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!