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―トリップ。憧れだよねぇ。
トリップっていうのはパラレルの一種で、本とかの物語の中に、なんていうか、こう、次元移動? しちゃう訳!

でもさ、そう言うのって、出来ないじゃない?

―そう、トリップよ。

よく夢小説なんかでは、いきなり…みたいなパターンが多いけどさ。
そんないきなり、なんて事ないじゃん。

待っても待っても、こないのよ。

いつもと同じ日常を繰り返して、待つんだけど、来ないのよ。
あ、別に今の生活が楽しくないってわけじゃないよ?寧ろ充実してる。

―でも、刺激が欲しいじゃん。 思った事あるでしょ?君だって。

だから、私はその刺激をトリップに求める事にしたのね。
……此処までは理解できてる?

―じゃあ、理解できてるって事で話を続けるわね。

それで、私は考えました。

『…そうだ、トリップの仕方がわからないから出来ないんだ!
じゃあ、私が作っちゃえばトリップ、出来ちゃうのかもしれない!』






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あきゅろす。
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