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俺は狂ってますか?
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責めるような視線を向けられ、
俺は愕然とした。


「あ……あぁ…………」


俺は……なんて事を……


「ご、ごめん……今、のは……」


ブルブルと震えだした手を
なんとか押さえ込み、
言い訳を口にしようとする。

けれど、上手く言葉が纏まらず、
歯切れの悪い台詞しか出ない。


「違う……違うんだ……」


もし……もしこのまま風海に
切り捨てられたら……
俺は……俺はどうなる……?


「風海……風海……」

「裕……」


嫌だ……嫌だ……
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!


「うぁぁぁぁぁああ!!!」

「!!?」


耳を塞ぎ、シーツの上で蹲る。

聞きたくない!!
聞きたくない!!
聞きたくないぃぃ!!


「嫌だぁぁぁぁぁ!!」


全てを拒絶するように、俺は叫んだ。

否定されるのが怖い。

拒否されるのが怖い。

見放されるのが怖い。

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い


「あ……は……っ」


お願いだから……


「俺を捨てないで……」


掠れた声で、俺は風海に訴え掛けた。







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