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俺は狂ってますか?
4
急いた手付きの裕に
衣服を剥がれていく。

玄関のドアに
押し付けられた肩はキシリと痛んだ。


「風海……」


辛そうな……
苦しそうな声……

顔を見遣れば、
視線がかち合った。

今にも泣きそうな顔で
裕は俺の頬に触れる。


「ひろ…んふぅ…!」


涙で潤む瞳を隠そうとするかのように、
荒々しく唇を求めてくる。


「ふぅ…は、ぅん…っ」


主導権は全て裕に奪われる。


「あ、ふ…うぅ、ん…う…!」


キスを続けたまま、
裕の右手が俺の自身へと触れてきた。


「ちょ…んんっ!」


乱暴なまでの口付けに阻まれ、
拒否の言葉は紡げずに終わる。


「ん、くぅ…ふぁ、ぅあ、ん…」


キスに酔う間にも、
裕の右手は俺の自身を愛撫し、
甘美な刺激を
絶えず送り込んでくる。

下肢には熱が籠もり、
快感を得ている証が
少しずつ滲み出てきた。


「っ…はぁ…風海……
このまま抱いていいか……?」


余裕の無い表情……
欲に濡れた裕の瞳を見た瞬間……


「良いよ……滅茶苦茶に抱いて……」


堪らなく欲情した。







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