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俺は狂ってますか?
亮司side
風海とは数ヶ月ぶりに会った。
本当は会った瞬間に
押し倒して体中にキスをして、
無茶苦茶にしてやりたい衝動に
駆られたけど、
あくまでも冷静に振る舞った。
俺は風海より10歳も年上なんだから、
カッコ悪い所は見せたくない。

それでも我慢しきれずに
キスはしてしまったけれど。


「久しぶりに会ったけど、
本当に変わんないな」

「変わってた方が良かった?」


数ヶ月ぶりに会った風海は
まるで変わっていなかった。
俺は数ヶ月経って風海への愛しさを
再確認しただけだってのに……


「お前が素直なの想像出来ない」

「でしょ?」


風海がクスクスと笑った。

ヤバい……
その笑顔は……
欲しくなるだろうが……

そんな事を悶々と考えていれば、
風海の手が下半身へと伸びてきた。


「おい……」

「欲しそうな顔してたから」


止めようとするが、
風海の手は俺の自身を撫でてくる。

理性を振り絞り、
なんとかその手をどかすが、
既に俺のそれは熱を帯びて
半勃ち状態になっており、かなり辛い。


「か〜ざ〜み〜」

「ごめんね。最近抱くだけだったから、
抱かれたくなっちゃったかも」


こういう事を平然として
言える所は本当に真似できない。

それはともかくとして、
問題は……
この反応してしまったモノなんだが……


「責任取ろっかぁ?」


そう言ってなんとも色気のある
笑顔を俺に向けてくる。

全く……人が急いでるってのに……
大体今日が転校初日って
分かってるのか?
でもこの状態は辛いしな……
仕方無いか……


「責任取れよ?」







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